Wednesday, July 04, 2007

MMC/MTAS ブログ内リンク

 日本人のドクターたちから、私が書いたMMC/MTASの記事が参考になったというコメントをいくつかいただいた。最近の英国での連続テロ・テロ未遂事件に関連してのコメントというのは予想外であったが、読んでもらえるというのは嬉しいことである。(私の同僚は、このブログは読めません!)

 3月の街頭デモから約4ヶ月。時には怒りにまかせて、時には絶望感に襲われながら、MMC/MTASについて少しずつ書いてきたものが、いつのまにか結構な数にのぼることに気がついた(気がつくのが遅いですね)。何を書いたか忘れてしまうこともあるので、リストをつくっておくことにする。

June 2007

  • 心がつぶれるような
  • Demoralising
  • MTASラウンド1の結果
  • May 2007

  • Judicial Reviewの結果
  • さらなる辞任劇
  • 対話するマスコミ2
  • MTAS退場
  • April 2007

  • MTASその後
  • 指導医研修その2
  • 指導医研修その1
  • March 2007

  • 呉越同舟-迷走するMMC-4
  • 優秀な研修医を選ぶとは-迷走するMMC-3
  • 政治的「裏」事情-迷走するMMC-2
  • 迷走するMMC-1
  • 白衣を着て街に出よう
  • 5 comments:

    mariko said...

    Nozomiさま。今回まとめてMMC/MTASのお話を読ませていただきました。まがりなりにもイギリスの病院「近辺」で仕事をしているのにも関わらず今一歩よくわかっていなかった・・くらいではなく、こうして裏側からの事情なども読ませていただくと本当に大変なことになっていたのだということがよくわかりました。どうもありがとうございます。そういえばこの2-3月、Oncology wardをFP2について見学する機会を得ていましたが、仕事の合間になにやら大急ぎで入力していたのがそのMTASだったようです。あまり真剣に入力している風でもなかったし、面接からもみんな自信ありげに明るく帰ってきていたので、ポストを得る率がそんなに低かったとは想像していませんでした。そしてまさかそんなことになっているとは露知らず、この5月には面接(日本では仕事を得るのに面接など受けたことがなかったので)のセミナーとやらに後学のためと思って大金はたいて行ってきたらば、それはラウンド1にもれた必死の形相のSHO/FP2、他のための集中セミナーであり、講師はとある病院の現役コンサルタントたち、という現在の私には到底ついていけないレベルの質疑応答が繰り返されていてただただ驚いたのでした。しかし概して思うに、以前からも特にトレーニング中のイギリス人ドクターの外国人医師を見る目は実は厳しいものがあるように感じられるし、インド人のドクターが言うには、今回法律の変更により国籍による差別(面接にすら呼ばれない可能性が極力高いという意味で)がより合法化されただけで、これまでも実際ポストを得るにはより努力しなけばならなかったからあんまり変わらないんじゃない?と笑っていましたが、彼はもちろんかなりのoptimistです。そんなこんなの状況の中で、私もなぜ日本ではなく、イギリスに住み、そして医者として働きたいのか?ということをもう一度考えるよき機会となりました。アメリカでドクターをしている日本人の方はたくさんいらっしゃるのでしょうが、よりよい研修目的、最先端の技術、患者数の多さ、QOL、etc. どのレベルの医者にしろ、イギリスで、日本人の私ができることを考えてみたいと思います。ああ、それ以前に本当にWork permitがちゃんと手に入り、Visaの更新延長が期限内にできるのか!?このブログの2006年9月12日付Legal alianを参考にさせていただきつつも、私も胃がチクチクする日々を送りそうです!こんな場で失礼とは存じますが、もし何か質問があったらお聞きしてもよろしいでしょうか?

    Nozomi said...

    私も、MM/MTASCシリーズを書き始めた頃は、シリーズ化するなど夢にも思わず、ここまで大変なことになろうとは予想もしませんでした。同僚たちの話では、このMTAS騒動は、これまでのNHSでの栄えある歴史の中でも類を見ないほどの、大変な「mess」だそうです。

    Visaの更新は、なかなか胃の痛くなる問題ですよね。うまくいきますよう、お祈りします。この国での「うまくいく」というのは、経過はどうであれ、なんとか期限ギリギリにすべりこみでコトが片付くことを指します。あまり早い時期から心配し始めると、長丁場で大変になりますので、ペース配分に気をつけてくださいね。

    私でどれだけお役に立てるかどうかはわかりませんが、質問等、いつでもどうぞ。

    Anonymous said...

    私のブログ「マイアミの青い空」のリンクからこのブログにお世話になった方、個人的にこのブログを紹介した方はみなこのシリーズが良かったと言います。私もその一人です。

    逆にコメント書かれているMarikoさんはこちらから私のブログに寄って頂きました。今までヨーロッパの医療事情を書くブログが少なかったのだと思います。アメリカしか日本は向いていませんでしたから、今でもそうですが。

    Nozomi said...

    シリーズで読んでいただいた上に、宣伝(?)までしていただいて、ありがとうございます。

    正直言って、MMC/MTASシリースがよかったというのは、予想外の反応でした。これを読んでいる方は、どのような話題に関心をお持ちなんでしょうか。イギリスの医療制度について(他のことでもいいですが)お知りになりたいことのリクエストをいただければ、今後の記事を書いていく上で、参考になります。

    たしかに、ヨーロッパの医療事情については、情報が少ないですよね。ドイツやフランス、北欧の医療制度について、興味があるのですが、単なる比較データではない、生きた情報がなかなか手に入らず、残念に思っています。

    mariko said...

    「質問等、いつでもどうぞ」のお返事どうもありがとうございました。その言葉があるだけでなんとういうか、安心します。また、「ペース配分に注意」とのsuggestionもまさにそのとおりだと気づきました。さすが精神科の先生ですね。いよいよHRとのやりとりが本格化してきましたので、ささいなこともいちいち確認しつつ(すでに事前の話と違う書類が送られてきてたりしますし!!)事務手続きを進めたいと思います。Nozomi先生も交通安全に気をつけられてロンドンの貴重な夏を堪能ください。