Saturday, March 29, 2008

Gyrotonic® Apprentice Trainer

 最近、履歴書に新しい肩書きが増えた。「Gyrotonic Apprentice Trainer」という。ちなみに、Professional Qualificationsではなく、Personal Interestsの項目に入っている。

 Gyrotonicというワークアウトには以前から興味はあったのだが、ふと思いたって、家から一番近いスタジオに行ってみたのが去年の夏。あっという間にはまってしまい、以降、毎週2回、1時間のone-to-oneセッションに通いつめることになった。

 Gyrotonicというのは、Pulley Tower(滑車式のウェイトを使用したケーブルとストラップのついたタワー)とHandle Unit(コーヒー・ミルのような装置のついたベンチ)と呼ばれる器具を使ったエクササイズである。

私の先生のCherie (http://www.thethirdspace.com/bi/)

 一見、中世の拷問具に見えなくもない器具を使い、ダンス、水泳、器械体操、ヨガ、太極拳などの動きを取り入れた、立体的・回旋・らせん状の動きを行う。

 全身のストレッチ、ワークアウトとしてもすぐれものだが、それよりも、セッションが終わったときに、頭の中が空っぽになり、気分が軽やかになるところが気に入っている(勝手に、mental stretchingと呼んでいる。)

 セッションを重ねていくうちに、もっとGyrotonicについて知りたくなった。しかし、マニュアル本やDVDの類はいっさい門外不出。知識を深めるには、トレーナー養成コースに行くのが(ほぼ) 唯一の方法である。トレーナーになる気はないのだが、それしか方法がなければ仕方あるまい。

 というわけで、まずは1月にロンドンで、6日間の準備コースを受けた後、2月に東京で、12日間の養成コースを受けた 。このコース、途中に1日休みがあるだけで、連日5-6時間のトレーニング。こんな運動漬けの生活なんて、大学の部活の合宿以来、20年ぶりであった。半分くらいの年齢の人たちに混じってのトレーニングは厳しいものがあったが、ぎしぎしと叫びをあげる体をだましだまし、なんとかコースを無事に修了し、Apprentice Trainer(見習いトレーナー)のお免状をもらった。

 ひとつ達成すると、欲が出るものである。ロンドンに戻り、筋肉痛から開放されたら、せっかくここまでやったのだからトレーナーの資格をとろうと、急に気が変わった。

 Certified Trainer(認定トレーナー)になるためには、1年以内に60レッスンをこなし、さらにもう2つのコースに行く必要がある。

 本当に最後までたどり着けるかどうかは心もとないが、見習いトレーナーとして、週末に細々とレッスンを始めたところである。