Friday, May 26, 2006

Awayday

 24日の水曜日は、SLaMランベス区のリハビリテーション部門のアウェイデイ(Awayday)だった。朝9時半から夕方4時半まで、リハビリテーション部門の各施設(病棟、宿泊施設型のリハビリ・ユニット、地域のリハビリ・チーム等)のチーム・リーダーとコンサルタント、マネージャーたちが集まり、リハビリテーション・サービスの将来のあり方について話し合った。

 この「アウェイデイ」、日本では聞き慣れないが、こちらではしばしば使われる。会社や団体が、ある目的のために、通常の職場以外の場所(off-site)を会場として、全員が集まって1日がかりのミーティングをすることを指す。新しいチームやプロジェクトが発足した際のチームの初顔合わせのためのアウェイデイや、年に1度、親睦を深めるためのアウェイデイなどがある。「オフ・サイト(off-site)」と呼ばれることもある。

 Wikipediaによると、アウェイデイは、昔は、ブリティッシュ・レイル(国鉄)の日帰り割引切符を指す言葉だったものが、今では「職場を離れた場所での1日がかりのミーティング」を指すようになったという。

 私の初めてのアウェイデイ体験は、今年の2月の、SLaMランベス区のコンサルタント・アウェイデイだった。SLaMランベス区のコンサルタントが全員集まり、親睦を深め、招待演者の講義を聴く、年に1度の会である。今年は、テムズ川沿いにあるデザイン・ミュージアムの会議室でおこなわれた。製薬会社がスポンサーについていて、テムズ川を見渡すミュージアム内のレストランの3コースのランチと、ミュージアムの入場券付きだった。私にとっては、コンサルタントとして出席する初めての会だったので、行く前はものすごく緊張したのだが、行ってみたら、前のスーパーバイザーを含めて、結構知った顔があって、すぐに打ち解けられたし、講演も興味深く、食事はまあまあおいしく、会のあとに行ったミュージアムの展示もおもしろく、楽しいアウェイデイだった。

 今回のリハビリテーション・アウェイデイは、残念ながら、まったく正反対の会だった。会場は、私の職場から数件先にある、Social Servicesの古い建物の窓のない会議室で、昼食は、First Step Trustという、職業リハビリテーションの組織が経営しているレストランからのケータリングの立食だった。(レストランの名誉のために付け加えておくが、ここのケータリングは、メニューがいつも同じことをのぞけば、わりとおいしい。)出席者は、代わり映えのしない、知った顔であった。

 アウェイデイのテーマは、21世紀の精神医療サービスにおいて、リハビリテーション精神科は何ができるか、何をするべきかというものだった。リハビリテーションは、急性期病棟のように「どうしても欠かせない」サービスではないため、何かというとサービス削減の対象に名前が挙がる。今年に入ってからの、経費削減、病棟やサービスの閉鎖の流れの中、生き残れるかどうかは、深刻な問題なのである。ミーティングも、終始、ブラック・ジョークが飛びかい、いささか自虐的な雰囲気だった。

 長い1日の中には、有意義な議論もあり、すぐに実行に移せるサービス改革案も挙げられ、それなりに実りもあった。しかしながら、丸1日座っていたので、私の座骨神経痛は悪化した。おまけに、外に出たら、ひどい雨と強風で、ぐったりとした気分はさらに重くなってしまった。

 楽しい日帰り旅行もあれば、そうでないものもあるということである。

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