Friday, April 14, 2006

Happy Easter

 今日からイースター(復活祭)の4連休である。太陽を求めて、230万人がイギリスから海外に脱出すると言われている。

 このイースター、毎年時期が異なる。3月21日(キリスト教上の春分点)後の最初の「キリスト教上の」満月(「キリスト教上の」 新月から14日目)のあとの最初の日曜日がイースターと決められている。「キリスト教上(ecclesiastical rules)」と断っているのは、キリスト教上の春分点や満月の定義が、天文学上の定義(astronomical system)と必ずしも一致しないからである。(もっと詳しく知りたい方は、こちらへ。)

 たとえば、1962年の天文学上の満月は3月21日の7時55分(標準時)で、天文学上の春分点の6時間後であった。ところが、キリスト教上の満月は3月20日で、キリスト教上の春分点である3月21日よりも前だった。そのため、イースターは次のキリスト教上の満月(4月18日)の次の日曜日、4月22日であった。

 ともあれ、キリスト教上の定義によれば、イースターは3月21日と4月25日の間の、どこかの日曜日になる。

 イースターの前後は、みんなが休暇を取る。私がロンドンに来た2000年は、イースターが4月23日だった。ロンドンに着いて落ち着く間もなくイースター休暇に入り、事務的な手続きや、仕事の打ち合わせがなかなか思うように進まなかったのを覚えている。また、日曜日や公的な休日は、バスや地下鉄の本数もがたんと減り、ほとんどのデパートやスーパーはお休みで、あまりすることもなく、退屈だった。

 その頃に比べれば、ここ2-3年は、イースターでもバスや地下鉄は週末ダイヤで動いているし、ほとんどのお店もレストランも開いているので、ずっと過ごしやすい。

 幸いなことに今年は、4連休中、お天気もよさそうなので、ハイド・パークに行って、今年のインラインスケート初滑りができそうで、楽しみにしている。

 休みのあとは、仕事が待っている。リハビリテーション部門のコンサルタント6人のうち、4人が休暇で丸々1週間留守なので、私と、もう一人のコンサルタントと2人で、リハビリテーション・サービス全部のカバーをすることになっている。やれやれ。

No comments: