Sunday, August 06, 2006

熱波と生産性

 このところ、すっかり怠惰な生活を送っている。

 7月半ばの熱波は2週間ちょっと続いた。毎日暑く、真夜中にならないと耐えうるレベルまで気温が下がらなかった。私の部屋は、夕方以降はフラットの中で一番暑くなるので、やや涼しいキッチン兼食堂に避難する時間が日に日に長くなり、机やコンピュータに向かう時間が減ってしまった。

 熱波第2週目になると、暑さと睡眠不足と上がりに上がった不快指数のため、とてもフラットの中にはいられず、2日続けて映画のレイトーショーに行って涼をとった。

 で、8月に入ったら、今度は寒いのである。空はどんよりと曇っており、時々雨が降る。気温も急激に下がり、半袖では朝夕寒くていられないほどである。この極端な温度差に体はついていけず、熱波で蓄積された疲労も重なり、何となく体調が優れない。さらに、熱波で崩れた生活のリズムは、なかなか元に戻らない。

 ビジネス・経済のリサーチ機関のCentre for Economics and Business Research (CEBR)によると、気温が30度を超えると生産性が約3分の1下がるそうである。一番暑かった7月第3週は、1日あたりの経済的損失が1億6800万ポンド(約340億円)と推定されている。直接的な損失が1億5400万ポンド、交通の乱れや、遅刻によるための損失が390万ポンドだとか(でも、このままでは計算が合わない!)。また、産業衛生の専門機関であるActive Health Partners(AHP)によると、7月19日(観測史上における7月の最高気温を記録した日)は、欠勤のため、イギリス経済は1億1900万ポンドの損失を出したという。(これらの数字はあちこちのニュースでとりあげられていたのだが、CEBRやAHPのウェブサイトにはニュース・ソースが載っていない。孫引きになるが、Personneltoday.comを引用しておく。)

 いろいろな事象の影響をこのように数字や金額で評価するのは、英国のお家芸であるが、金額を示されても、はっきりいって、あっ、そう、なのである。せいぜい、金額が大きいから影響が大きいのね、と思う程度である。

 けれど、ここ3週間の私自身の活動性の低下を振り返ると、熱波の最中の生産性の低下だけに注目するのは、影響評価として不完全なような気もする。それとも、こんなバテバテの怠け者になっているのは、基礎体力のない私だけなのだろうか。

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