バカンス
少し遅めの夏休みをとって、南仏のニースに行ってきた。
私は、旅行すると、忙しくあちこち見て回ってしまい、休暇中にさらに疲れてしまうという悪い癖がある。そこで今回は、「何もしない休暇」をテーマに、とにかくだらだらしてリラックスすることに挑戦することにした。ニースは5年前に一度行ったことがあるので多少の土地勘もあり、あまり見るものもなく、天気がよくて食べ物もおいしく、みんながだらだらしているので、うってつけである。
結果は、100%何もしなかったわけではなかったが、私にしてはまずまず及第点のだらだら度であった。
珍しくておいしかったのは、ズッキーニの花の天ぷら。マーケットでは、花のついたままのズッキーニ(Courgette Trompette、トランペット種というらしい)が、あちこちのストールで売られていた。黄色がとても華やかできれいだった。
また、どこにでもローカル・ルールというのは存在するものだが、ニースのお約束をふたつ発見した。ワインはロゼ。食事のスターター(イタリアンのオリーブのようなもの)は、丸ごとのトマト。そこそこいいレストランに行くと、あらかじめ、テーブルにトマトがどんと置いてある。プチトマトだったり、普通の大きなトマトだったり。オーダーをすませると、食事はこのトマトから始まるのだ。
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