イスタンブールで夏時間
6日間のイスタンブール旅行から帰ってきた。ロンドンよりも寒かったというのは何となく面白くないが、2日目の日中に土砂降りに見舞われた以外は天気もまあまあで、楽しい旅行であった。
イスタンブールには、猫がいたるところにいた。写真は順にHaghia Sofia、夜のSultanahmed、Efesの遺跡で出会った猫たち。観光客が頭をなでようがシャッターを焚こうが気にもせず、悠々と構えていた。ここでは彼らが主なのであろう。
イスタンブールにいる間に、夏時間にかわった。イギリスでは、3月最終日曜の午前1時に時計が切り替わるのだが、トルコでは午前3時にかわるらしい。ホテルのエレベーターには、親切にも、時計のイラスト入りの注意書きが貼ってあった。休暇中に時計が1時間進むなんて、1時間損した気分がしたのは言うまでもない。
この夏時間(summer time)、正式には「daylight saving time」と言う。2007年は、イギリスで夏時間が初めて提案されてから100周年にあたるそうである。
イギリス人は、いつから時計がかわるかなど、まったく気にしない。3月最終週の日曜と10月最終週の日曜がそれぞれ、夏時間と冬時間にかわる日なのだが、きちんと覚えている人などほとんどいないはずである。みんな、そろそろかなという意識はあるらしいのだが、ある週末、ニュースをつけると時刻がかわっているとか、コンピュータを立ち上げたら自動的に時刻が変わっていたとか、そんなことで気がついて時計をかえるのである。ロンドンに来たばかりの頃は、なんていい加減なんだろうと思っていたが、だんだんに私もいい加減な人たちの仲間入りをして、まったく意識しないようになってしまった。今回も、注意書きを見て、ああそういえばと思った次第である。これが日本だったら、メディアが1週間くらい前から告知したり、みんなが自分の手帳やカレンダーにきちんとメモしておくのではないかと思うのだが。
たった1時間の違い、と侮ってはいけない。この1時間に体を慣らすのが結構大変なのだ。とくに夏時間にかわるときは、1時間早く起きなくてはならなくなるため、夜型の私にとっては苦痛である。今回は、トルコとイギリスの時差2時間がさらに加わっているので、「時差調整」に数日かかりそうである。
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