冬時間
今日の朝、時計が変わった。正確に言えば、冬時間になったのではなくて夏時間が終わっただけなのであるが、気分としては「冬」時間が来たのである。
10月最後の日曜日の午前1時に、1時間時計が後戻りし、英国夏時間(British Summer Time、BST)からグリニッジ標準時(Greenwich Mean Time、GMT)に戻る。3月最後の日曜日に夏時間に変わるまではGMTとなり、日本との時差は9時間になる。
時計が1時間後ろに進むので、この日曜は1時間得をする。日曜日のおまけの1時間、大事に使いたいといつも思うのだが、実際には毎年なかなかうまくいかない。この時期は急に寒くなるので、たいてい風邪をひいている。今年もそうで、先週の半ばに始まった風邪がひどくなり、昨日(土曜日)は熱っぽくて体がだるくて動けず、丸1日ベッドにもぐり、日本から持ってきた荒井由実と沢田研二と中森明菜のベストを聴いて、「20世紀少年」(コミックです)を読んで、ひたすら70年・80年代の気分に浸って過ごした。(わからない方、すみません。20世紀少年には、70年・80年代の社会・風俗がたくさん出てくるのです。)10巻でやめておくはずが止まらず、手持ちの19巻まで一気に読み終わったら朝の4時近かった。そのため、今日のおまけの1時間は、睡眠時間の補充となった。
8月最後の月曜日のバンク・ホリデー(国民の休日)が終わると、ロンドンの気温は日に日に低くなり、日照時間も1日ごとに短くなるのがわかる。最近では、5時過ぎに職場から出るとかなり薄暗くなっていた。じきに、職場から出ると外は真っ暗になっていることだろう。
ロンドンの冬が始まる。
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